2019/01/11

★種子島レポート~安納芋を求めて~★

(少し間が空きましたが、前回の続きです)
 
というわけで、飛行機で東京から約1.5時間。

やってきました鹿児島!

地元はせごどん大ブーム!
 
そこからさらにプロペラ機に乗ること40分。 
 
プロペラ機は意外と快適☆

ぶーんと飛んで、ついに到着、種子島!!

コスモポート種子島空港



種子島の予習もバッチリ。


呼んだ?


種子島はやっぱり南の島。

景色がところどころハワイとそっくり!
 
 
木々も深く南国仕様!


安納芋が生まれた安納地区を経て、

今回お芋をご提供いただく中種子町の熊野農園さんへGO!


熊野農園の畑


たくさんの安納芋!

熊野農園では毎年7トンの安納芋を収穫しています。


獲ったどー!


安納芋は蜜が多くとても繊細。

つるを切るとすぐにでんぷんが溢れ出てきます。
 
 
 
子供の手についた蜜(ついてから2日目)。時間とともに黒色に変色。

安納芋の強烈な蜜は、一度つくと2日経ってもなかなか取れません!

この豊富な蜜が安納芋の甘さの素。

そのため、収穫時に傷がつくと、すぐにそこから傷んでしまい、商品になりません。

なので、一つ一つ手作業で掘り起こし、大切に運んでいます。

20~30キロのカゴで約300カゴ分の安納芋を収穫、運搬、貯蔵、配送と

途方もない作業です。


手前左が熊野農園の熊野恒夫さん、お隣が助っ人池田さん

ちなみに熊野さんは御年81才。池田さんはなんと90才。

本当に大変なお仕事なのに、ただただ頭が下がります。


お手伝い。のつもり。。。
生では食べられません。


ちなみに安納芋は種子島で生まれた品種ですが、

現在は鹿児島本島や東海地方、千葉、茨城、埼玉などでも作られています。

いろいろ食べ比べしてみて、

さらに今回、種子島を訪れて思ったのが。

「やっぱり種子島産が一番ウマい。そしてその中でも熊野農園の芋が一番ウマい」

ということ。



その理由はズバリ、「豊かな土壌」と「種イモの違い」なのかなと。

種子島はとても平坦な島で海風が気持ち良く吹き抜けます。

その海風がもたらす豊富なミネラルと、島中にあるサトウキビ畑の糖が

他の土地では不可能な豊かな土壌を形成しているのかなと思いました。
 
 
 島全体がフラットで、海風がスーッと吹き抜ける!


島中にサトウキビ畑。豊かな土壌の秘訣!?


また、種子島のほとんどの安納芋農家が

農協開発による病気に強い「バイオ苗」を使用しているにもかかわらず、

熊野農園ではその年に獲れた芋の中で蜜の多い原種型のものを

あえて残して種イモにしているのです。

それがこちら。
安納芋の原種。とても大きくニンニクみたいな形。

本来はみんなこんな形で、蜜もたっぷりなのですが、

扱いやすい形やサイズに品種改良されて市場に流通しています。

熊野農園は甘さへの追求から、

病気も少なく安定した収穫が見込めるバイオ苗をあえて用いず、

わざわざこの原種を種イモに使用することで、

より蜜の多い優良子孫を作っているのです。

それこそが熊野農園のこだわりで、圧倒的な強みなのです。

今回はとても素敵なご縁に恵まれ、そんな熊野農園の最高の安納芋を

パンケーキにすることができたのです。



長々と書いてきましたが、
 
百聞は一見に如かず、百見は一食に如かずです。

この安納芋は間違いありません。

ぜひ一度ご賞味ください!



みなさん、お待ちしております(^^)/